学歴

現役の県庁職員が「地方公務員に学歴は関係ない!」と断言できるワケを教えます。

2020-10-14

地方公務員の採用試験や採用後の昇進に学歴は関係してくるのでしょうか?

結論から言うと、地方公務員に学歴は関係ありません

今回は、 実際に僕が県庁職員としてこれまで見たり聞いたりしてきたことを根拠に、「地方公務員には学歴は無関係だよ」ということをお伝えしたいと思います。

地方公務員を目指しているけど、頑張って勉強しても学歴フィルターで振り落とされたりしないかな?

採用されたあと、高学歴の同僚に学歴マウンティングされたりしないかな??

この記事を読み終わるころには、そんな心配とは一切無縁であることがお分かりいただけるでしょう。

ほんとに地方公務員に学歴は関係ないの?

冒頭でお伝えしたように、確かに地方公務員は学歴は関係ありません。しかし、捉え方によっては、初任給の決定には少し学歴が関係すると言えるため、少し説明したいと思います。

地方公務員と学歴について、

  1. 採用
  2. 初任給の決定
  3. 採用後の昇進

という3つのフェーズに分けて、僕の考えをお伝えします。

採用に学歴は関係ない

まず、採用に学歴は関係ありません。地方公務員の採用試験は、純粋に筆記試験と面接試験の点数だけで判断されます。

もし、学歴フィルターなるものがあるとすれば、僕のまわりは東大や京大、地元の国立大学出身者だけで固められてしまうことでしょう。

実際は、そんなことありえないですよね?

この次の章で話しますが、僕の勤め先の自治体でも、働いてる人の学歴はみんなバラバラです。

採用の段階で学歴は関係ないと言えるでしょう。

初任給には学歴は関係ある

次に、採用後の初任給の決定ですが、これについては学歴が1つの要素として関係してきます。

ただ、ここでいう学歴とは、「どこの大学を卒業したか」という学歴ではなくて「最終学歴が大学院・大学・高校のどれか」という意味の学歴であるという事を断っておきます。

  • 22歳の大学新卒者
  • 24歳の大学院新卒者

この場合、当然、大学院新卒者の方が初任給は高くなります。学問的な経験を加味して初任給を上乗せするという考えです。もし両者で全く初任給同じだったら不公平ですもんね。

もちろん同じ年齢・経験(海外留学など)の大学新卒者が2人採用された場合、出身大学によって初任給が差があるなんていうことはありえません。東大を卒業したら初任給が2万円高い、なんてことはないのです。

出身大学によって給料が変わるということはありませんが、最終学歴が大学院・大学・高校のどれかということによって初任給は変わってくるのです。

そういう意味で、地方公務員の初任給の金額と学歴は関係があると言えるでしょう。

昇進には学歴は関係ない

最後に、昇進と学歴は関係ありません。地方公務員として一度採用されてしまえば、その後に出世するか没落するかは実力の問題です。

定年間近の大卒の一般職員(しかも高学歴)が、自分よりも年下の高卒の管理職員にこき使われる、なんていうことがありましたが、それ以外にも似たような光景を何度も見てきました。

もちろん、単純に公務員としての事務処理能力が優れているかどうかというだけではなく、上司に気にいられたり、配属先の人間関係や業務量などの運的な要素も必要です。

しかし、少なくとも学歴が昇進の決定要素になることはまずないと言えるでしょう。

どういう学歴の人たちが働いているのか?

僕がこれまで一緒に仕事をしてきた県庁職員がどのような学歴を持っているのか、つまり、県庁における学歴構成についてお話しします。

地元の国立大学

まず、県庁所在地にある地元の国立大学出身者です。広島県で言えば広島大学、愛知県といえば名古屋大学といったところですかね。

県庁職員は、この地元の国立大学出身者がほとんどです。

他の県庁職員の方とお話する機会があったのですが、他の県庁でもだいたい同じようなものだそうです。

地元の国立大学出身者のほとんどは、上級試験いわば大学卒業者程度の受験区分で採用されています。ローカルヒーローとして県庁の未来を牽引していくリーダー的存在らしいです。

地元ではわりと有名な私立大学・市立大学

次に多いのが、地元だとわりと有名な私立大学や市立大学の出身者です。

地元の大学を出ているだけあって、やはり地元志向が強いらしく、県庁を一つの有力が就職先としている人が多いようです。

必ずしも、国立大学出身者=エリート、私立大学・市立大学出身者=非エリートという構図ではないようです。僕が、実際にこれまで会ってきた県庁の管理職員の中にも、これらの大学出身者の人もそれなりにいました。

高卒

最終学歴が高卒の職員も一定数います。

多くの都道府県庁では、高校卒業程度、いわゆる中級試験と呼ばれる試験区分があります。試験区分としてある程度の数の高校卒業者を採用しているため、高卒の職員が一定して働いているのは当然ですね。

ちなみにここでも、大卒者=エリート、高卒者=非エリートという構図は成り立ちません。この記事に最後のに登場しますが、実際にかつて僕の上司だったキレキレ課長も高卒でしたし、他にも何人か高卒の管理職員と実際にお会いしたことがあります。

都内の有名私立(慶応・早稲田など)

地元の大学や高校だけではなく県外の大学出身者も一定数います。

よく聞くのは早稲田や慶應の出身者、それから同志社や立命館など関西に進学していた人も中にはいます。

進学のために上京していた地元出身者が、 U ターンで地元の都道府県庁に就職するというパターンが多いそうです。

東京大学・京都大学

数こそ少ないですが、県庁職員の同僚・上司の中には東大京大の出身者もいます。都内の私大出身者と同じく、元々地元出身だった人が県庁にUターン就職してくるパターンです。

最近は、東大や京大出身者のあいだでも、国家公務員よりも地方公務員を目指す人が増えているようです。

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ほんとうに僕の周りにいたこんな人たち

ケース①高学歴でも仕事ができない人

かつて僕と同じグループで仕事をしていた人に、いつも机の上が汚くて全く仕事ができないおじさんがいました。

聞くところによると、その人は地元の国立大学の法学部出身(地元ではエリート中のエリートだそうです笑) で、自分の学歴を強く誇りに思っていたのか、やたらにいつも知識人ぶっていました。

自分の持ってる知識をひけらかすために、仕事中に無駄口たたいてばかりだし、仕事の質問をしても、全く聞いていないことも含めてフルスペックで答えを返してくるという始末です。

机の上がぐしゃぐしゃになるくらい事務処理能力が低いため、当然いつも仕事が遅く、その上、ビジネスコミュニケーションスキルも皆無なのです。

そんな感じなので、年下の上司によく怒られていたものです。

ちなみに、その上司だった人も同じ国立大学の法学部出身です。

ケース②高卒でも仕事ができる人

かって僕の上司だった人にとても優秀な人がいました。

当時、彼がついていたポストは出世する人が必ず経験する役職でしたが、歴代の役職経験者よりも4歳5歳くらい若く就任していたのです。高卒にもかかわらず若くしてそのポストについて、次の年度には予想通り昇格して別の部署に異動していきました。

その人の何が凄いかというと、公務員にしては非常に珍しいのですが、既存の非効率なやり方をどんどんと変えていってしまったのです。公務員は本当に前例踏襲的な体質ため、既存のやり方を変えようとすると訳もなく反発してくる人が本当に多いです。

もちろん、彼にも強権的でトップダウン的な所があったため、部下のあいだでは嫌ってる人も結構いました。

でも、僕はすごく尊敬していますよ。

まとめ

地方公務員に学歴は関係ないということが分かっていただけたでしょうか?

地方公務員に大事なのは学歴ではなく実力です。実力があれば採用試験に合格しますし、採用後もその実力で仕事をこなしていけば、学歴マウンティングされることなんてないのです。

もし地方公務員を目指しているのであれば、学歴など気にせず安心して試験勉強に取り組んでみてはいかがでしょう。

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