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【現役公務員談】「働きながら大学に通いたいなら公務員がベスト!」と言える理由

2020-12-23

公務員として働きながら大学に通うことはできるのかな?
高校卒業後は公務員になろうと思っているけど、大学進学という選択肢も捨てがたい!

今回は、このようなお悩みに答えます。

この記事の内容

働きながら大学に通いたいなら公務員になるのがベストな理由

そもそも働きながら大学に行くことの意味

この記事の執筆者

キャリア5年以上の現役の地方公務員

旧帝大の国立大学を卒業

高卒の上司・同僚との仕事経験あり

働きながら大学に通いたいなら公務員になるのがベストな理由

もし働きながら大卒資格を得るのであれば、公務員がベストです。

というのも、公務員であれば、

  1. スクーリングやレポート課題の準備のために休みを取る
  2. 大学に進学するために休業
  3. 研修制度を活用して大学(院)に進学

といったことが可能だからです。

たしかに、民間企業でも、

社費留学制度がある

進学のための休業を認めている

というところもあります。

しかし、これら民間企業が用意している研修制度は、総合職の社員向けのものです。

そして、大手企業の総合職は、募集条件として「大卒」であることがほとんどであるため、高卒ではなれません。

やはり、高卒の人が働きながら大学に通うのであれば、公務員になるのがベストと言えるでしょう。

休みが取りやすいため、スクーリングやレポートの準備に有利

世間のイメージどおり、公務員はとても休みがとりやすいです。

これは当然、働きながら大学に通うのにとても有利です。

僕が地方公務員になってよかったことと後悔していること

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働きながら大学を卒業する最もメジャーな方法は、通信制の大学に入学することです。

しかし、通信制だからといって、 通信教育で100%完結するわけではありません。

ほとんどの通信制大学では、夜間・週末・夏休みなどに実際のキャンパスで開催されるスクーリングに参加することを卒業の要件としています。

たとえば、地方で働く地方公務員が、東京にキャンパスを置いている大学の通信制コースを履修した場合、スクーリングに参加するのにかなりの時間が必要になります。

MR.K
たとえスクーリングが開催されるのが土日だけであっても、金曜日に前入りして前泊しないと時間的にかなりキツいですよね。

それから、大量のレポート課題をこなすのにも時間が必要です。

仕事終わりの疲れた脳みそでチマチマとレポート課題をこなす

有給休暇を取得して、レポート課題に集中的に取り組む

どちらの方が効率が良いのかは、言うまでもありません。

柔軟に休みを取りやすい公務員の方が、働きながら大卒資格を取る上でとても有利なのです。

大学に進学するために休業できる

公務員であれば、仕事と学業を同時並行でこなすだけではなく、「自己啓発休業」と呼ばれる制度を活用して、進学のために仕事を休むこともできます。

自己啓発休業(じこけいはつきゅうぎょう)とは

  • 進学や国際貢献活動に従事するため、最長3年の休業が認められる制度
  • 休業中は無給だが、公務員としての身分は失われないというメリットがある

実際、僕が通っていた大学では、この自己啓発休業の制度を2年間利用して学んでいた県庁職員の方がいました。

仕事と学業の両立だとかなりハードルがあがりますが、休業制度が活用できるのであれば、大学卒業もかなり現実味をおびてきますよね。

また、通信制コースであれば進学できる大学の選択肢が限られてしまいますか、自己啓発休業制度を使えば、通信制コースを提供していない大学に通うこともできます。

MR.K
キャンパスライフを楽しむこともできますよ

休業中は当然給料はもらえませんが、公務員の身分のまま大学生になるメリットは大きいのではないでしょうか。

積極的に利用する価値はあると言えるでしょう。

公務員の研修制度を活用して大学(院)に進学できる

自治体によっては、職員研修の一環として、大学や大学院に進学できる制度があります。

研修制度で進学することのメリットは、県庁や市役所が学費を負担してくれるというところでしょう。

メジャーな進学先としては、

通信制大学

公共政策大学院

などがあります。

MR.K
国家公務員だと、これに加えて、海外の公共政策大学院に留学というオプションもあります。

デメリットとしては、選択できる分野が、公務に関係する法律・政治学・経済学に限られてしまうというところです。公務員の職員研修なので、当然といえば当然なのですが。

また、全額公費での進学になるため、当然、すべての職員がこの制度を活用できるわけではありません。

一握りの成績上位の優秀な職員しか選ばれないというのが、実情です。

それでも、研修制度を活用して無償で進学できるのであれば、積極的に手をあげてみる価値はあるでしょう。

そもそも大学に行く必要があるのか?

ここまででは、「働きながら大学に通うなら公務員になるのがベスト」といえる理由について説明しました。

しかし、そもそもそこまでして大学に進学する必要はあるのでしょうか?

結論を言うと、

大卒しか取れない国家資格を取得して転職

ということくらいしか、働きながら大学に行く意味はないでしょう。

逆に、それ以外の理由で、働きながら大学に行く実質的なメリットはありません。

専門知識や教養を身につけるために大学に進学しておけばよかった

高卒で公務員になった人が、よくこのように後悔するようですが、それは全くの思い違いです。

実際に大学を卒業して思うのですが、4年間大学に通っただけでは専門知識や教養などは身につきません。

逆に、今の時代、やる気とネット環境さえあれば、大学になんて通わなくても、専門知識や教養を身につけることは十分に可能なのです。

【現役公務員が解説】高卒で公務員になって「後悔する人」と「後悔しない人」

また、

高卒だと大卒と比べて昇進スピードが遅く、生涯年収に差がつく

などということも言われていますが、これも公務員には全く当てはまらない都市伝説です。

少なくとも、地方公務員の場合、

  • 給料
  • 福利厚生
  • 出世スピード

のどれにおいても高卒と大卒では差がありません。

大卒公務員の僕が「高卒の公務員こそ最強」だと思う5つの理由

大卒しか取れない国家資格を取得して転職したいと考えているのであれば、働きながらでも大学に行っても良いかもしれません。

しかし、それ以外の理由で大学に行く意義はあまりないでしょう。

まとめ

今回は、「働きながら大学に行きたいなら公務員がベスト」ということを中心に説明しました。

この記事のまとめ

「働きながら大学に通うのであれば公務員がベスト」といえる理由は次の3つ

  1. スクーリングやレポート課題の準備のために休みを取りやすい
  2. 大学に進学するために休業できる
  3. 研修制度を活用して大学(院)に進学できる

大卒しか取れない国家資格を取得して転職するという目的がある場合を除いて、公務員として働きながら大学に進学する意味はあまりない

-待遇
-休業, 有給休暇

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