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やっぱり公務員は金持ちになれないのか?公務員が金持ちになりにくい3つの理由

2020-12-24

公務員を目指しているけど、やっぱり公務員だとお金持ちになれないのかなぁ?

今回は、このようなお悩みに現役公務員がお答えします。

この記事の内容

公務員は金持ちになれるのか?

そもそも公務員が金持ちになる必要があるのか?

公務員が金持ちなりにくい3つの理由

世間から「公務員=金持ち」と思われている理由

この記事の執筆者

キャリア5年以上の現役の地方公務員

30代で金融資産は約1,000万円

夫婦共働きで世帯年収は900万円弱

公務員は「金持ち」になれるのか?

「金持ち」とは?

そもそも「金持ち」とは、どのような人のことを指すのでしょうか?

「金持ち」の定義としてよく取り上げられるのが、野村総合研究所が公表している推計調査です。

この調査では、国内の各世帯が金融資産保有額でランク付けされ、一般ビープルである「マス層」とそれ以外の階層に別れています。

出典:野村総合研究所ホームページ

つまり、「金持ち」に仲間入りするためには、少なくとも3,000万円以上の金融資産を保有している「アッパーマス層」になることが条件といって差し支えないでしょう。

本記事でも、この定義にしたがって、「公務員と金持ち」というテーマについて解説します。

公務員は「金持ち」になれない!

金融資産3,000万円以上

残念ながら、この意味での「金持ち」には、ほとんどの公務員がなることができません。

頑張ればできるかもしれないが、かなり難しい

というのが、正直な感想です。

僕の同僚である県庁職員も、「お金持ち」という人はほぼいません。

公務員という職業では「金持ち」になるのは至難のわざなのです。

公務員が「金持ち」になりにくい職業である3つの理由

収入の絶対額が低い

まず、公務員の場合、「金持ち」になるための絶対条件である「収入」が圧倒的に低いです。

富裕層の平均年収は1,000万円とも2,000万円とも言われていますが、地方公務員の平均年収は800万円以下とこれにはるかに及びません。

たしかに、公務員の年収は、サラリーマンの年収としては、平均よりも少し上くらいです。

たとえば、県庁職員や政令指定都市の職員などの場合、地方都市というくくりでみると、収入は相対的に高くなります。

しかし、それはあくまで賃金水準が低い、地方都市に限った話です。

県庁職員の僕が「地方公務員は地方の勝ち組だ」と思う7つの理由

出世すればするほど収入が上がると思うかもしれませんが、地方公務員の場合、そこまで収入は上がりません。

MR.K
行政職の最高位である「部長職」ですら、やっと年収1,000万円を超えるくらいです

現役地方公務員の僕が出世したくないと考える6つの理由を教えます

ちなみに、地方公務員である僕の世帯年収は900万円行くか行かないかくらいです。

夫婦2人のときはある程度金融資産を増やすことができましたが、子供が生まれた今となっては、増やし続けることは難しそうです。

金融資産3,000万円という領域にリーチするためには、公務員の年収では足りないのです。

副業が禁止されている

副業が禁止されているということも、公務員が金持ちになることを阻む大きな理由です。

もちろん、公務員として与えられた収入の中でやりくりすれば、それなりに豊かな生活をすることはできます。

しかし、副業によってさらに収入を伸ばし、金融資産を増やすことはできません。

MR.K
ただでさえ収入の絶対額が低いのに、副業も禁止されているとなれば、もはや金持ちになることを禁止されているのに等しいですね。

民間企業の場合、たとえ公務員よりも給料収入が低かったとしても、副業が認められていれば、いくらでも金持ちになることができます。

もちろん、公務員にも例外的に認められている副業があります。

不動産投資

株式投資

家事手伝い

の3つについては、公務員でも無許可で行うことが可能です。

しかし、これら3つの副業でお金持ちになれる人なんて限られてしまいますよね。

誰でも手っ取り早く収入を増やすことができる、「仕事掛け持ちタイプの副業」は認められていません。

しかも、不動産投資については、事業規模のものは認められていません。

MR.K
不動産投資で事業性があるかどうかを分ける基準は、5棟10室です

公務員が副業によって金融資産を増やしていくことは、あまり現実的ではありません。

ファイナンシャル・リテラシーが低い

ファイナンシャルリテラシーが低い、つまり、お金に関する知識が少ない人が多いのも公務員の特徴です。

お金の話をするのは恥ずかしいこと

このような意識の強い日本人は、一般的にファイナンシャルリテラシーが低い国民です。

しかし、その中でも際立って公務員のファイナンシャルリテラシーは低いと言えるでしょう。

その理由は、公務員の充実した福利厚生にあると僕は考えています。

つまり、公務員であるというだけで、

病気で働けなくなっても、手厚い休業補償によって生活していくことが可能

銀行から、低い利率で確実に融資を受けることができる

定年まで勤めれば、退職金も年金もたっぷりもらえる

と、一般的な民間企業と比べて、セーフティーネットが十分に確保されているのです。

福利厚生が充実していれば、いざという時に備えて貯蓄をしようという意識が低くなってしまいますよね。

お金についてあれこれと考える機会がなければ、その分ファイナンシャルリテラシーが低下していくのは当然です。

「公務員=金持ち」と世間から思われる理由

公務員が金持ちになるのは非常に難しいことです。

それにもかかわらず、なぜ、世間から「公務員=金持ち」というイメージを持たれがちなのでしょうか?

思うに、世間から「公務員=金持ち」というイメージをもたれやすいのは、

  1. 「公務員=エリート」というイメージが定着している
  2. 「金持ち」であることと「生活に余裕がある」ことを混同している

という2つの理由からだと考えられます。

「公務員=エリート」というイメージが定着している

「公務員=エリート」というイメージこそ、「公務員=金持ち」という勘違いをもたらす1つの原因です。

たしかに、エリートって聞くと、なんとなくお金持ってそうですよね。

「公務員=エリート」というイメージを生みだす一番の理由は、「公務員についてあまりよく知らない」という事実です。

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  • 国家公務員
  • 県庁職員

など、日常生活であまり接することない公務員のほうがエリートだと思われやすいのは、おそらくこのためでしょう。

もちろん、公務員はエリートでもなければ、金持ちでもありません。

「金持ち」と「生活に余裕がある」ことを混同している

たしかに、普通に生活するかぎり、公務員が「生活に余裕がある」のは間違いありません。

しかし、なかなか「金持ち」になることは出来ません。

生活コストが低い地方都市の公務員であれば、相対的な収入が高くなるため、生活にかなりゆとりが生まれるのは確かです。

MR.K
夫婦ふたりとも公務員の共働き世帯であれば、30代で世帯年収は1,000円を超えます

県庁所在地の住宅街に持ち家を購入した

新車を何台も保有している

子供を全員、大学に通わせている

はたから見て裕福そうな生活をしている公務員は多いでしょう。

しかし、これはただ「生活に余裕がある」だけに過ぎません。

必ずしも「金持ち」であるとはかぎりませんし、案外、貯金が少なかったりするものです。

特に、持ち家なんて「負債」のために何十年もローンを払い続けているうちは、いつまでも「金持ち」にはなれないのです。

そもそも公務員が「金持ち」になる必要ってあるの?

これまで、一部の世間のイメージと反して、公務員はお金持ちになりにくい職業ということをお話ししました。

では、そもそもお金持ちになる必要があるのでしょうか?

これについて、僕は公務員がお金持ちになる必要はないと考えています。

もちろん、お金はたくさんあるに越したことはないけど、無理するくらいなら金持ちになる必要はないのです。

MR.K
富裕層の方からしたら、貧乏人の負け惜しみに聞こえるかもしれないけど、これが本心です

なぜなら、必要以上の蓄えをしなくても

  1. いざという時のセーフティーネットがしっかりしている
  2. ほぼクビになることがないため、生涯の収入が安定している

というメリットが公務員にはあるからです。

それに加えて、物価が安い地方都市の公務員になれば、相対的な年収が高くなるため、豊かに暮らすことすらできます。

僕が地方公務員になってよかったことと後悔していること

つまり、公務員が、わざわざお金持ちになる理由がないのです。

たしかに、公務員では「金持ち」になるのは難しいですが、身の丈にあった生活をすれば十分幸せなのです。

まとめ

今回は、「公務員と金持ち」というテーマを中心にお話ししました。

この記事のまとめ

公務員という職業でお金持ちになりにくいのは、次の3つの理由から

  1. そもそも収入の絶対額が低い
  2. 副業が禁止されている
  3. ファイナンシャルリテラシーが低い

「公務員=エリート」というイメージとゆとりある生活を送れていることから、「公務員=金持ち」と思われがち。

いざというときのセーフティーネットがしっかりしていて、生涯の収入も安定しているため、公務員がわざわざ無理をしてお金持ちになる必要はない。

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