世間のイメージ

公務員を羨ましいと思う人へ【現役公務員からのメッセージ】

2021-01-07

公務員を羨ましいと思うけど、なかなか転職にふみきれない

今回は、このようなお悩みに現役公務員がアドバイスします。

この記事の内容

世間から、公務員はどれくらい羨ましいと思われているのか?

公務員を羨ましいと思う人はどうすれば良いのか?

この記事の執筆者

キャリア5年以上の現役公務員

公務員はどれくらい羨ましいと思われているのか?

そもそも、公務員という職業はどれくらい羨ましいと思われているのでしょうか?

実際のデータとして参考になるのは、リスクモンスター株式会社が毎年実施している「『隣の芝生(企業)は青い』調査」というアンケート調査です。

出典:リスクモンスター株式会社ホームページ

「公務員」は3年連続トップ

この調査によると、3年連続

公務員はもっとも他人から羨ましがられる職業

という結果が出ています。

出典:リスクモンスター株式会社ホームページ「第3回『隣の芝生(企業)は青い』調査『働き方改革』推進企業が羨望度高い!」

この調査によると、毎年「地方公務員」か「国家公務員」がトップ 1位から2位のどちらかにランクインしています。

公務員というくくりで考えると、この調査が始まってから3年連続でトップの座に輝いていることになりますね。

それだけ、公務員という職業はまわりから羨ましいと思われているのです。

ダントツで多い理由は、安定性があるから

では、なぜ公務員は羨ましいと思われるのでしょうか?

公務員を羨ましいと思う人があげている一番大きな理由は「安定性」です。

このアンケート調査結果をさらに読み込むと、「地方公務員」か「国家公務員」を一番羨ましい職業にあげている人にとって、

  • 給料が下がらない
  • 倒産しない
  • 身分が保証されている

など、「安定性」が一番の理由であることがわかります。

つまり、多くの人は給料の高さや会社としてのネームバリューよりも、安定性を一番重視しているのですね。

いずれにしても、公務員が羨ましいと思われる職業であることは間違いないでしょう。

公務員を羨ましいと思っている人へアドバイス

安定性を理由に公務員という職業を羨ましく思う人に対して、現役公務員の立場から勝手にアドバイスしたいと思います。

まず、一番伝えたいのは、

公務員を羨ましいと思っているのであれば、転職を検討するべき

ということです。

さらにいうと、これから説明することが当てはまるのであれば、

今がまさに転職するタイミングである

ということです。

「公務員=安定」というイメージは正しい

MR.K
「公務員=安定」というイメージは正しいです

もし、

公務員の知り合いがいないため、本当のところがわからない

ネットなどで公務員について色々なことが言われていて、何を信じていいかわからない

などの理由で、公務員=安定ということに確信を持てないのでなくても、安心してください。

現役公務員の立場から、ハッキリと

公務員は安定した職業である

と断言します。

「公務員=安定」はウソという主張の誤り

世間では公務員の安定は崩壊した

公務員はもうオワコンだ

なんてことが、ネット上ではよく言われていますね。

「公務員が安定しているのはウソ」という意見の根拠としては、

  1. 公務員は市場価値が低く、転職しにくい
  2. 今後、大規模リストラが起こったり、給料が下がったりする
  3. 仕事がキツくて、意外と残業が多い

という3つがよく言われています。

1つ目の「公務員は転職しにくい」という主張は、一般論としては正しいです。

しかし、公務員の市場価値が低いのはあくまでも一般論です。

実際に僕は、公務員から民間企業へ転職した人を何人も見てきました。

自分の市場価値が下がるのは、行政に特有の非効率な仕事のやり方に染まってしまうからなのです。

【現役公務員が回答!】公務員が安定しているのは本当か?

続きを見る

2つ目の「将来の大規模リストラや給料削減」という主張は、捉え方にもよりますが、僕は論拠の乏しい見当違いの主張だと思っています。

なぜなら、

「誰が」公務員をリストラするのか

という視点が欠けているためです。

つまり、公務員をリストラするのは、あくまでも「公務員」本人です。

そして、公務員が身内をリストラすることには、

  • ほとんど財政削減効果がない
  • 業務内容が複雑で変動的なので、AI化するのにコストばかりがかかる
  • しかも、議会(民主党や共産党)を敵に回す

など、ほとんどインセンティブがありません。

だから、公務員自身が、あえて進んで大規模リストラなんてするわけがないのです。

「公務員の仕事はAIによって奪われない」と言える3つの理由!現役公務員が解説

続きを見る

「給料が下がる」というのも市場全体の話であって、なにも公務員に限った話ではありません。

たしかに、長期的に公務員の給料は下がるかもしれません。

しかし、そのときには、その他多くの会社員の給料も下がっていることでしょう。

むしろ、公務員の給料は将来も相対的には高いことが十分に想定されます。

なぜなら、公務員の給料は、行政組織そのもののパフォーマンスではなく、市場全体のパフォーマンス(民間企業の平均賃金)によって決められるからです。

3つ目の「公務員の仕事はキツくて残業が多い」という主張は、完全に論点がズレています。

公務員が安定してるかどうか

という話をしているのに、いつの間にか

公務員は楽かどうか

という論点のすり替えをしているのです。

このような主張は、全く気にする必要はないでしょう。

【体験談】地方公務員は楽ではない!地方公務員の仕事が楽かどうかを決める3つの要素

結局、「公務員=安定」という事実には変わりがないのです。

もちろんデメリットにも目を向けるべき

だからといって、その他のデメリットについては気にしなくてもいいというわけではありません。

  • じつは仕事内容にやりがいがない
  • 出世によるメリットがない
  • バッシングの対象になりやすい
  • 決して楽な仕事ではない

といった、公務員ならではのデメリットにも、もちろん目を向けるべきです。

世間で言われている「地方公務員のやりがい」はおかしい!現役地方公務員が本音で解説

続きを見る

現役地方公務員の僕が出世したくないと思う6つの理由を教えます

続きを見る

それから、大手企業の総合職の場合、公務員に転職することによって間違いなく給料が下がります。

MR.K
銀行や民間のシンクタンクから県庁に転職してきた人もいますが、給料が半減したという人も中にはいます。

さらに、「首都圏の公務員にはあまり旨みがない」ということにも、注意する必要があります。

大手優良企業の総合職であれば、ほとんど首都圏に勤めていることが多いと思います。

生活拠点を首都圏から移さないと、かえって生活が苦しくなるというケースも想定されます。

【現役地方公務員が解説】生活が苦しい地方公務員の3つのパターンとは?

続きを見る

生活水準を落としたくないのであれば、地方都市へ生活拠点を移す必要があるため、住む場所にも制約が出てきてしまうでしょう。

MR.K
公務員への転職を考えてるのであれば、地方都市へのUIターン転職がオススメです
僕が地方公務員になってよかったことと後悔していること

続きを見る

このように、思っているよりも公務員はメリットばかりではありません。

それでも

終わりのない出世争いに疲弊

年収は1,000万円を超えたけど激務

という状況で、とにかく安定性を求めているのであれば、公務員の転職を考えてみても良いでしょう。

MR.K
実際、僕の周りでも「安定性」を求めて大手民間企業から県庁に転職してきた人たちが多くいます。

彼らのほとんどは、仕事に対してグチりながらも、幸せそうに長く働いています。

安定性というメリットと他の多くのデメリットを天秤にかけた上で、それでも公務員を羨ましいと思うのであれば、 転職を考えてみても良いでしょう。

まとめ

今回は、公務員を「羨ましい」と思う人に向けて現役公務員のホンネをお伝えしました。

この記事のまとめ

公務員は世間から最も「羨ましい」と思われている職業である。

「安定性」を理由に、公務員を羨ましいと思うのは正しい。

公務員になる、その他のデメリットを考慮しても、自分にとって「安定性」の方が勝るのであれば、公務員への転職を検討するべき。

-世間のイメージ
-公務員, 羨ましい, 転職

© 2021 それでも公務員になりたいの?