異動

【永久保存版】現役地方公務員が語る「異動」のリアル

地方公務員は、何年おきに、どういうふうに異動するのか知りたい

この記事では、地方公務員の異動についてのあらゆる疑問について、現役地方公務員がお答えします。

MR.K
この記事を読めば、「異動」に関するたいていの疑問は解決します。より細かい説明は別記事で解説していますので、適宜リンク先の記事を参考にしてみてください。

この記事で解決する疑問

地方公務員の異動時期は?

地方公務員は何年おきに異動するのか?

県外(市外)への異動はあるのか?

地方公務員の異動はつらい?

異動希望はどれだけ通りやすい?

地方公務員の「異動」と「出世」は関係あるのか?

この記事の執筆者

キャリア5年以上の現役地方公務員

地方公務員の異動時期

地方公務員の異動時期は、通常は毎年4月です。

ほとんどの職員は、4月1日付けで異動すると考えて間違いないでしょう。

10月に調整的な人事がある

例外的ですが、10月に人の動きがあることがあります。

たとえば、

  • 退職
  • 休業
  • ポスト新設(何らかの政治的な理由によって)

このようなことが年度途中に起こった場合、10月頃に調整的に人事異動をすることがあるのです。

知事選の年は変則的

それから、4年に一度の知事選の年は、年度途中で大幅な人事異動が行われます。

ほとんどの都道府県では、知事の任期が年度途中で切れてしまうからです。

自治体によっては、知事選の年は、4月の定例的な人事異動を行わず、新知事の就任前後で大幅な人事異動を行うところもあります。

特に統一地方選挙の年は、ほとんどの自治体で年度途中に大きな人事異動があると考えて間違いないでしょう。

地方公務員の異動の年数

地方公務員の異動のスパンは、2〜3年です。

MR.K
自治体によっては、3〜5年というところもあると聞きますが、感覚としては、2〜3年のほうがメジャーです

ちなみに、4年以上異動しない職員がいたら、何か個人的な事情が疑われます。

あくまでも、僕の勤め先である県庁の場合ですが、

本人が異動したがらない

メンタル気味で異動させられない

など何かワケアリの可能性があるのです。

反対に、

「1年以下で異動してしまう」などの短すぎる場合も特殊

です。

  • 本人が異動希望を出している
  • もともとつなぎの人事異動だった

といった可能性が非常に高いと考えられます。

通常は、2〜3年でほとんどの人が異動すると考えて間違いないでしょう。

県外・市外への異動

たとえ地方公務員であっても、県外や市外への転勤はよくあることです。

広い都道府県の職員であれば、同じ都道府県内の異動であっても、転勤になることすらあるのです。

現役県庁職員が県庁の転勤事情を完全解説します!主な転勤先・転勤が多い職員のタイプは?

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さらににいえば、転勤がない地方公務員というものは存在しません。

市町村職員は転勤がないから、地元から出ないで働きたい人にとって最適

よくこのようなことが言われていますが、これは誤りです。

知っているかぎり、たとえ規模が小さな町村であっても、100%転勤から逃れることは不可能なのです。

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しかし、同じ地方公務員でも組織によって

  • 転勤が多いところ
  • 転勤が少ないところ

と激しい差があるのは事実です。

では、どこが転勤が多いかというと、その代表例は、都道府県庁です(僕の勤め先です)。

逆に、

規模の小さい市町村職員

エリア採用の国家一般職

などは、転勤が少ない公務員の代表格と言えるでしょう。

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地方公務員の異動はつらいのか?

民間だろうと公務員だろうと、異動がつらいことには変わりはないでしょう。

しかし、その中でも、地方公務員の異動は特につらい部類に入るのではないでしょうか。

なぜなら、地方公務員の場合、

  • 2〜3年という比較的短いスパンで異動する
  • 組織が大きく職員数が多い
  • 業務分野が多岐にわたる

からです。

つまり、異動によって

仕事内容が大幅に変わる

同僚の顔ぶれが大幅に変わる

ということが起こるのです。

しかも、2〜3年おきに定期的にです。

比較的小規模の民間企業などであれば、このようなことはないはずです。

地方公務員の異動の時期は、

  1. 人間関係をゼロから構築する必要がある
  2. 仕事を0から覚える必要がある
  3. ブラック部署に配属されるリスクがある

など、つらいことばかりなのです。

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異動希望はどれだけ通りやすいのか?

公務員の異動希望はどれだけ通りやすいのでしょうか?

異動希望とひとくちに言っても、

  1. 部署
  2. やりたいこと
  3. 働き方(勤務形態)
  4. 働く場所

など様々な切り口があると思います。

経験上、「部署」や「やりたいこと」を基準にした異動希望はほとんど叶わないません。

一方で、「働き方(勤務形態)」「働く場所」を基準にした異動希望の場合、

  • 介護
  • 育児
  • 学業

などの理由があれば、異動希望はかなり通りやすいと言えるでしょう。

つまり、公務員が異動希望を通しやすくするためには、

働き方(勤務形態)

働く場所

にフォーカスした客観的な理由を練ることが重要だと考えられます。

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地方公務員の「異動」と「出世」の関係

地方公務員の「異動」と「出世」は、深く関係しています。

なぜなら、地方公務員の場合、異動のタイミングで昇格する、というケースがほとんどを占めているからです。

MR.K
少なくとも、県庁職員のように転勤が多い職場だと、昇格のタイミングで転勤すると考えてまず間違いないでしょう

当然、異動に対してあれこれと条件をつけないほうが出世しやすいのですね。

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よく公務員の「出向=左遷」という誤ったイメージを持たれがちですが、実際には「出向=左遷」ということは全くありません。

むしろ、出向先によっては、出世コースのところすらあるのです。

たとえば、県庁職員や政令指定都市の職員が中央省庁に出向になったときなどは、出世コースにのったと考えて間違いないでしょう。

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まとめ

今回は、「地方公務員の異動」というテーマについて解決しました。

この記事のまとめ

地方公務員の異動時期は、通常4月。例外的に、10月に調整人事が行われたり、首長選挙の年は、年度途中に人事異動がある。

地方公務員の異動のスパンは、2〜3年のところが多い。

たとえ地方公務員であっても、転勤(転居を伴う異動)はよくある。

地方公務員の異動は、組織の大きさ・業務分野の広さから、通常の民間企業よりもつらいと考えられる。

地方公務員の異動希望は、「働き方(勤務形態)」「働く場所」を切り口にすれば、かなり通りやすいと言える。

異動のタイミング出世することが多いため、地方公務員の「異動」と「出世」は深く関係している。

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